msgblog’s diary

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【トロピコ6】資源輸送の考え方

トロピコの大事な仕事、資源輸送。物流事務所はどのくらい建てればいいのか?資源の取り扱いをどうとらえればいいのか?結論として、天然資源施設や産業施設とのバランスを元に設定できそうです。

1. 資源輸送の考え方
結論として、資源輸送は輸送負荷と輸送力のバランスから、次のように設定できます。
輸送業の労働者数≧レベル1の施設×1+レベル2の施設×2+レベル3の施設×3

なお、左辺を輸送力、右辺を生産力と呼ぶことにします。

以下、式に出てくる用語の意味を解説します。

(1) 輸送力の計算
輸送業の労働者数とはトラックで資源や製品を輸送する業者の数のことで、物流事務所と海運港の労働者の人数を指します。

(2) 生産力の計算
施設の種類に応じて、次のように生産量のレベルを設定することにします。

・レベル1:天然資源施設(波止場、油井、農園、牧場、鉱山、伐採キャンプ、ココナツ収穫場、有機肥料農場)
・レベル2:レベル1の上位互換に当たる資源施設(養魚場、海上油田、水耕農園、畜産工場、自動鉱山)
・レベル3:産業施設

そして、レベル1を1点、レベル2を2点、レベル3を3点として輸送負荷を計算したのが上記式の右辺となります。

(3) 式の意味
上記の式が成り立っていれば、生産力に比べ輸送力の方に余裕があり、物品は滞りなく輸送されます。この式が崩れた場合、つまり左辺<右辺となった場合、輸送力に余裕がなく、輸送に遅れが生じ、生産量が落ちたり輸出金額が減ってしまう恐れがあります。

2. 式の根拠
ここからなぜこの式が成り立つのか、個別の施設を考察しながら確認します。ただし、この式は経験則から導き出したもので、理論的な根拠はありません。

(1) 輸送業の労働者
①関連する施設
トロピコ6では物流事務所または海運港の労働者が資源を輸送します。労働者は次のように6の倍数で管理できます。

トラック運転手事務所(アップグレード前):6人
トラック運転手事務所(アップグレード後):12人
海運港(アップグレード後):6人

海運港はアップグレードしない限り労働者は存在しませんが、アップグレードにより労働者が雇えるようになり、物品を輸送する労働者として働いてくれます。以前、wikiで海運港の労働者は働かないように説明されていましたが、それは誤りです。

② 時代と輸送上限
時代によって輸送業の労働者の輸送上限は変化します。時代ごとの輸送上限は次の通りです。時代が進むほど輸送力は上がっていくため、施設がアップグレードされても、輸送量は追いつくことができるわけですね。

植民地時代 500ユニット
世界大戦時代 800ユニット
冷戦時代 1000ユニット
現代 1200ユニット

このデータから言えることは、世界大戦時代以降は特に支障はないものの、植民地時代は輸送力が際立って低いということです。この時代だけは特別な補正が必要かもしれず、今後の課題です。

(2) 物品の取扱量
上記の式のように産業施設は普通の天然資源施設の3倍、上位の天然資源施設は普通の天然資源施設の2倍の取扱量があると考えました。

① 産業施設
産業施設は複数の天然資源施設から資源を供給することで、やっと需要がまかなえる場合がほとんどです。一例として、ラム酒蒸留所は砂糖農園が2つ程度は必要ですし、製鋼所の需要を満たすには鉄鉱山と石炭鉱山が1つずつ費用です。これらの施設を参考にすると2倍程度必要そうに見えますが、計算上は消費量を1.5倍と仮定しています。

加えて、産業施設は製品を大量生産します。その量は施設によってまちまちです。一例を挙げると、製材所は消費した丸太に比べずっと多いユニット数の製材を生産します。ラム酒蒸留所は消費した砂糖に比べればずっと少ないラム酒のユニット数を生産します。製鋼所は消費した鉄、石炭と同等の鋼を生産します。そこで、生産量も1.5倍と仮定しました。

以上を理由に、トータルで産業施設は3倍としました。

② 上位の天然資源施設
上位の天然資源施設は2倍の取扱量があると仮定しました。一例として、自動鉱山は鉱山の2倍の産出量があります。ただ、上位の天然資源施設はこの仮定を満たさないものが多いです。例えば、水耕農園は同等のパフォーマンスの農園より少し高い生産力しかありません(実際は稼働方針や土地の相性の都合でもう少し差が出ます)。反対に畜産工場は牧場に比べ4倍ほどの生産力があり、さらに天然資源を消費するため、5倍程度の取扱量を見込んだ方が本当はいいです。この辺りは計算の精度を上げるための、今後の課題です。

③ その他の施設
上記の式ではその他の施設の取扱量を無視しています。トロピコでは当然ながら他にも資源の輸送があります。一例としては倉庫や発電所、食糧雑貨店、襲撃施設への輸送です。ただ、発電所や食糧雑貨店は一度輸送してしまうと消費は緩やかですし、襲撃施設に輸送が必要なのは一部のタスクの他、世界遺産を略奪する時のサブタスクくらいです。そこで、これらの施設は式に入れないこととしました。

(3) 左辺と右辺のバランス
左辺と右辺のバランスですが、実際のプレイ経験を元に上記の式としています。一時期は左辺側に補正値として0.8を掛けてギリギリのところを狙っていましたが、最近は計算の手間も含めて現在の式に落ち着いています。

この式によると、レベル1の施設で1人労働者が必要で、以降レベルに合わせて労働者を増やす必要があります。施設1つで1人は結構負担がかかっているようですが、トロピコ6ではそれくらい人手がかかる仕事となっているようです。

3. 式の前提
この式が成り立つのはいくつかの前提を満たしたときです。その前提を示したいと思います。

(1) 天然資源施設や産業施設の労働者はすべてのスロットを満たしている
まず、天然資源や製品を生産する施設の労働者はすべて満たされていることを前提としました。当然ながら、それらの施設のスロットが空いている場合、輸送力は少なくてよいことになります。そこで、労働者が満たされている状況を想定することにします。

(2) 各レベルの施設に大きな偏りがない
各レベルの施設はそれぞれバランスよく建てる前提としました。バランスの悪い例として、例えばレベル3の施設のうち、製材所を複数建てた場合、取扱量が大きく増えるため、上記の式を満たしても輸送力不足で資源が上手く輸送されない恐れがあります。レベル2の施設では、畜産工場ばかり建ててしまった場合も同様なことが起こりえます。実際のゲームでは複数種類の製品を作った方が有利になることから、各レベルでは異なる施設を建てることを前提とすることにしました。

(3) 産業施設には資源が十分に供給されている
次に、産業施設に必要な資源は十分に確保されていることを前提としました。ラム酒蒸留所であれば原料である砂糖が、製材所であれば丸太が十分に供給されていることとします。この場合も、それぞれの原料が不足していれば十分生産されず、輸送力は少なくて済むことになってしまうので、十分に供給されていることを前提とすることにしました。

(4) 地域ごとの生産力と輸送力のバランスがよい
そして、各地域の生産力と輸送力のバランスがよいことを前提としました。例えば、島が複数あって、ある島では物流事務所の数が多く、ある島では産業施設が多い場合、輸送バランスが悪く、トラックの移動距離が不必要に長くなります。こうなると輸送効率は悪くなるので、そのようなバランスの悪い状態を想定しないことにします。

(5) 生産力のみが大きく増える布告を発令していない
最後に、生産力のみが大きく増える布告を発令していないことを前提としました。生産力が大きく増える布告の例は月間最優秀賞と農業助成金があります。いずれも輸送力に変化がないのに資源や製品の輸送力が大きく増えます。なお、布告の中で禁酒法は輸送力、生産力が同等に上がるため、生産力のみが大きく増える布告には当たらないと考えることができます。

4. 今後の課題
今回紹介した式は3項にある通り、色々な前提の下でのみ成り立ちます。今後、これらの前提が成り立たない時でも計算するための工夫がほしいところです。ただ、より精度の高い計算を行うには、複雑な計算を行う必要があるでしょう。

5. 備考
この式はゲーム中に暗算で計算できるよう、易しい式にしています。そのための参考情報をいかに書いておきます。

(1) 施設の数の確認方法
天然資源施設と産業施設の数は基本的にデータ画面で知ることができます。ただし、レベル1とレベル2の施設はゲーム内で区別されないため、これらの数は区別して数えておく必要があります。

(2) 式を使った計算例
例:ラム酒蒸留所1、製材所1、砂糖農園2、伐採キャンプ2、牧場2、海上油田1なら
右辺=生産力=レベル1施設数×1+レベル2施設数×2+レベル3施設数×3
生産力=6×1+2×1+2×3=14

生産力が14となったことから、左辺の輸送力は14以上、すなわち輸送する労働者は14人以上必要と計算できます。

(3) 実際の労働者の合わせ方
上記2. (1)の通り、トラック運転手の数は6名単位での調整となるため、輸送負荷に応じて柔軟に調整します。例えば、上記(2)の例は生産力14と中途半端ですが、トラック運転手12名で実際にプレイしてみて、輸送が遅れていなければOKとすればよいでしょう。丁寧にプレイするならトラック運転手の枠を18名まで増やし、スロットを4つ閉じればよいです。実際は1人単位でスロットを調整するのは面倒なので、3名単位で調整するなど、自分でルールを決めるといいでしょう。

輸送が間に合っているかどうかは労働者の輸送力に対し、実際の輸送量を見て判断することができます。

港を選択し、各物品がその時代の上限に相当する輸送量ずつ集まっていれば、輸送力は厳しい状況です。例えば、世界大戦時代の輸送力は800ユニットです。港を選択し、いずれの物品も800ユニット単位で集まっていれば、輸送力が不足している可能性があります。運転手の追加を検討しましょう。逆に輸送力に余裕があれば、800ユニットを下回る、数百ユニット程度の意味のない数字として物品が並んでいることでしょう。

簡易的な指標として生産量の多い施設の製品が順調に処理されているか見るのもいいでしょう。世界大戦時代に800ユニットを超える在庫を抱えた施設が常時2つか3つ存在するなら、既に輸送力は限界に近いと言えるでしょう。

以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!