本記事では3つ目のシナリオ「通える古都を目指して」の攻略を扱います。ここからシリーズ経験者らしく難易度を「達人」に変えてプレイします!4つの隣町に、3つの観光地、これらをうまくつなげることがクリアのカギです。
なお、記事中では「A列車で行こう はじまる観光計画」を「はじまるA列車」と呼びます。また、管理人がプレイしているのはSwitch版です。
1. 街の状況
今回から難易度「達人」でのプレイに変えています。シリーズ経験者として攻略頑張るぞー!
鉄道について、駅は奈桜駅と天麻駅の2つのみ所有しています。路線は単純な単線であるため、拡張性が高いです。
道路網について、奈桜駅周辺にバス路線があり、瀬塚の伐採所や農業組合所のそばにトラック駐車場があります。
観光地として陽大寺、方星寺、瀬塚城の3つがあります。観光地と隣町は未接続であり、観光客を集められない状況です。
達人の難易度でも60億円を超える資金があります。1955年の物価は現代の6分の1ほどで、現代の価値に直せば350億円ほどです。そのため、交通網を整備するには十分な資金です。
通える古都を目指して 概況
2. 感想
今作では初めての達人難易度でしたが、何とか1回でクリアできました!
マップは陸地が多く、前作(A列車で行こう3D)の「湖水に映る街」のシナリオを思い出しました。クリア条件に住宅経済規模や鉄道総延長があるところも似ています。
主な難関は観光客数で、終わってみれば最後の年の残り1ヶ月というギリギリでのクリアでした(笑)。下に書くようにすべての観光地と隣町をつなげて観光客を増やすという着想自体は悪くなかったと思うのですが、ひやひやしました。観光客の扱いにはまだ慣れていないところがあるので、今後は工夫が必要かもしれません。西は最後までバス路線に頼っていたので、観光客が少なかった可能性があります。
資材の扱いが少なかったことも気になりました。これも下に書きますが、資材工場の働きがいまいちでした。隣町からの輸入は行っていなかったので、今後は輸入を意識した方がよいように感じました。
3. 今作の特徴
前回に引き続き、過去作から変わっているところを挙げてみます。また、今回からはじまるA列車の目玉である観光に関する気づきやポイントも書いていきます。
(1) 工場の稼働率を上げにくい
今回、資材工場を街中に建てて稼働率を調べましたが、どうも街中の工場は稼働率が低いようです。前作の場合、田畑や住宅街が存在すると資材工場の稼働率が下がりましたが、何もない地域は比較的高稼働になる場合が多かったです。今回は真倉井に試験的に資材工場を建てました。周辺の田畑を買収し、道路やトラック駐車場で囲いましたが、稼働率の大きな上昇は見込めませんでした。海沿いではさすがにここまで低稼働にはならないと思われますが、今後、子会社として資材工場を建てる場合、配置に注意が必要そうです。
(2) 奈桜駅前の観光路
奈桜駅から陽大寺までの観光ルートですが、実は既存のものから簡略化可能です。具体的にはバス路線を丸々削ることができます。観光地と駅・停留所の距離はどの程度許容されるのか厳密には調査していませんが、感覚的には10マス近く離れていても大丈夫なようです。新規に駅や停留所を建てる場合、乗客のアクセスマークが表示されるため、アクセスの有無をよく確認しましょう。
なお、攻略時は上記に気づかなかったため、既存路線を活かす形でプレイしました。
奈桜駅で周辺のバス路線を除去した様子
(3) 観光地アクセス強化のコツ
今回、試みとして東西南北のすべての隣町からすべての観光地にアクセスできるよう、挑戦してみました。方法としてはさほど難しくなく、下記のように行います。
① それぞれの観光地と一番近い隣町を道路や線路でつなぐ
② それぞれの観光地と観光地を道路や線路でつなぐ
③ ①~②の道路や線路の終点に停留所や駅を設置し、バスや列車を走らせ、観光客を観光地へ輸送する
実際にはすべての隣町からすべての観光地にアクセスできるようにするのは容易ではありません。バス路線にせよ、鉄道にせよ、かなりの費用がかかるからです。そのため、将来的にすべての隣町とすべての観光地につなげていくことを意識しつつ、まずは安い費用で開発可能な①観光地と隣町の接続を優先しましょう。
4. 攻略について
(1) 全般
クリア条件のうち、線路総延長はさほど難しくないため、住宅経済規模と観光客数に重点を置きます。主には観光地と隣町を単純な路線でつなぎ、資金に余裕が出てきたら観光地同士の接続や各路線の開発を行います。線路総延長をクリアする必要があるため各路線はなるべく鉄道を選びます。
以下に事業別の攻略内容を示しますが、時期については一つの目安と考えてください。実際は現在の資金状況を気にしながら開発を進める必要があります。
①鉄道
1年目に天麻駅と南の隣町である屋嘉浜を接続します。路線は複線化し、奈桜と天麻の中間の発展した地域に駅を2つ新設します。観光客を呼び込みつつ、都市内の乗客数も増やし、駅周辺の発展を目指します。
2年目の前半に奈桜駅と北の隣町である陽杜を接続し、発展している地域に駅を3つほど新設します。奈桜-陽杜間と奈桜-屋嘉浜間は運用しやすさを考慮し、独立した路線として営業しました。
2年目の後半には奈桜-天麻駅間の駅の一つから方星寺へ延伸します。方星寺と直接アクセス可能な場所に駅を新設し、観光客のピストン輸送(路線間の往復輸送)を行います。
その後、引き続き次のような開発を行い、更なる観光客の増加、住宅経済規模の拡大を狙います。
・奈桜-陽杜間の駅の一つから瀬塚城へ鉄道を延伸し、観光客を輸送。瀬塚城と瀬塚城付近の停留所にアクセス可能な駅を新設。
・奈桜-天麻駅間の駅の一つから井江へ接続し、観光客を輸送。
・ピストン輸送中の路線内に駅を2つ程度*追加し、乗客を輸送。
*プレイ時は2つとしたが、実際は3つ程度の方がよい。
②自動車
1年目から方星寺と屋嘉浜を道路で接続し、バス路線を走らせます。バス停は今回の攻略では実験的にターミナルにしましたが、交通量を考慮すれば普通のバス停留所で十分です。なお、①に書いたように鉄道で屋嘉浜につなげていることを考慮すると、この道路接続とバス輸送は不要だったかもしれません。
また、北西の瀬塚にはトラック駐車場があり、1年目から西の隣町である大阿真へ資材を輸送できます。周辺に伐採所や、農業組合所があり、木材や農作物を得ることができます。近くに木材集積場や農業倉庫を設置し、トラックで大阿真に売却しましょう。
2年目の前半には大阿真との接続道路から瀬塚城へ道路を延伸し、観光客のピストン輸送を行います。
最終的な交通網の様子
③子会社
こちらも実験的な試みですが、真倉井の一角に資材工場1を建設し、資材の供給を行いました。しかし、3. (1)に書いた通り資材工場の稼働率はいまいちです。陽杜や東の隣町である井江から資材を購入できるので、資材の購入を検討した方が効率的かもしれません。
④プラン
1年目から人員不足が続くため、人員に余裕ができるまでは人員増強を連続して行ってください。人員が100人以上になったら、営業部拡大を行うことでプランの選択肢が広がります。
また、毎年、社員旅行や福利厚生などを行い、社員状況を改善しましょう。2年目以降、黒字であれば特別ボーナスが利用できます。
その後、株式公開の条件がそろったら株式公開を行います。
⑤銀行
銀行について、費用が不足しているなら、融資限度額を見ながら少しずつ融資を行うといいでしょう。5億円とか10億円といった額で分割して融資を受ければ、返済時も負担が少なくて便利です。
(2) 住宅規模条件
基本的にAIによる都市全体の発展を狙います。駅やバス停留所に一定数の利用客があれば、AIによる自動的な開発が始まります。(1)の路線開発を進めれば、自動的に都市全体が発展します。達成までの期間に余裕があるため、無理にマンションなどの子会社を建てる必要はありません。
(3) 年間観光客条件
(1)で書いたようにすべての観光地とすべての隣町をつなげることで観光客を集めます。この方法でほぼ1年かけてようやく達成できるほどなので、意外と余裕がありません。
(4) 鉄道総延長条件
難易度的に楽な条件であるため、後回しにします。(2)、(3)の条件を満たしてからでよいでしょう。方法としては(1)の通り路線開発をしながら線路の距離を稼ぎます。(2)、(3)をクリアした時点で多くの場合、株式公開できており、資金にも余裕があるはずです。不足分だけ線路を適当に引くだけでクリアできます。
条件別クリアの時期
以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!