msgblog’s diary

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心に残らないディーラーの営業さん

このお題を見た時、私は正直なところ困りました。なぜなら、特に印象に残る定員さんが思いつかなかったからです。代わりに記憶に残らなそうな店員さんなら思いつきました。それは、ディーラーの営業さん。そこで、その営業さんの話と、どうすればその方が印象に残る営業さんに成れそうか、書いてみます。

1. あまりいい印象のないディーラーの営業さん
私は山口県に引っ越してきて8年ほどになりますが、この県は移動手段として車を持っていることが非常に大切です。電車は単線で1時間おきくらいにしかやってきません。バス路線もありますが、行くことができる目的地は限られています。そんなわけで、生活の支えとして、車を持つことが前提となります。

山口県に引っ越してきてしばらくして車を購入したわけですが、そのときの営業さんにはあまりいい印象を持ちませんでした。ディーラーに出向き、買う車を選ぶわけですが、営業さんとの話がかみ合わなかった思い出があります。その営業さんは自分の持っている車の話など、自分の話は良くしてくれます。一方、私の事情を話す時間はあまり長くありませんでした。その営業さんとは車を購入した後も付き合いがありましたが、私はあまり好きにはなれませんでした。

2. いい印象のない営業さんである理由
さて、私はなぜその営業さんを気に入ることがなかったのでしょうか?ヒントはカーネギーにありました。

皆さんはD・カーネギーの『人を動かす』をご存知でしょうか(文庫版、創元社)。自己啓発本の一つとしてよく知られ、本屋さんにも大抵置いてあります。タイトル通りどうすれば人を動かせるか書かれているのですが、今回、営業さんに関係する項目は次のようなものです。

・人の立場に身を置く
・誠実な関心を寄せる
・関心のありかを見抜く

営業さんはこの3つを実践できておらず、私の心に残らなそうな営業さんになってしまったのでしょう。

3. 良い営業さんに成るには
それでは、営業さんはどうすればよかったのか、『人を動かす』を元に考えてみます。

(1) 私の立場を気にする
まずは客である私の立場を探っておく必要がありました。そうすれば、例えば私が転勤してきたばかりであるとか、自分の車を初めて買うような人物であることがすぐにわかったはずです。それにより、「初心者にはこんな車がおすすめですよ」という提案ができました。

(2) 私に関心を持つ
次に私に関心を持っていることを示すとよかったです。私はおとなしい性格で、あまり他人には話しかけませんが、話かけられた場合には頑張って返すようにしています。私は人見知りで初めての人とは緊張して話が弾まないのですが、仲良くすることで、車を買うための交渉がもっとはかどったかもしれません。

(3) 関心のありかを知る
最後に、私の関心のありかを調べておくべきでした。私の場合、元々車にはあまり興味がなく、車は交通のための「足」としての価値しかありません。スポーツカーのような車には乗らないし、車のグレードも高い必要はありません。言ってみれば、商売相手としては魅力がないのですが、逆にこういう客をしっかり捕まえておくべき、と考えることもできます。車に興味がないだけに2台目以降の車も「面倒だから同じメーカーから買っちゃえ」となる可能性が高いからです。そういう時、2台目以降を同じメーカーから買うかどうかは営業さんとの仲が良いというような、つまらない理由が決め手になります。

営業さんとは長い付き合いとなり、上記の3つは話をする機会がありました。しかし、全体としてはまず営業さんの話を聞き、その後に客である私が話すような順序が多かったように思います。そういう機会が増えると(僕のこと興味ないんだな)と思ってしまい、将来的には心が離れて行ってしまいそうです。

4. まとめ
私は山口県に引っ越してきてから車を買いましたが、ディーラーの営業さんにはあまりいい印象を持ちませんでした。カーネギーによれば、人を動かすコツは人の立場に身を置く、誠実な関心を寄せる、関心のありかを見抜くといったことです。私の立場を考え、私に関心を寄せ、私の関心がどこにあるのか知ることができれば、もっとよい営業さんになることができていたでしょう。

いかがでしたか。皆さんはが関わりたい店員さんはどんな方ですか?お読みいただきありがとうございました!

RalphによるPixabayからの画像

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