msgblog’s diary

ゲームの攻略や感想を記事にしています。また、最近動画投稿を始め、それに関する気付きなどにも触れています。

トロピコ6 序盤攻略(世界大戦時代以降)

以前に植民地時代からの攻略を説明しました。今回は世界大戦以降の時代から始める場合の攻略について説明したいと思います。

1. 攻略するミッションやサンドボックスの想定
今回は世界大戦時代、冷戦時代又は現代から開始する場合の流れを説明します。初期費用が$50000程度のミッション又はサンドボックスをプレイすることを想定しています。今回も、平らな土地がある程度あり、作物がよく育つことを前提としているので、マップによってはうまく攻略できない場合があります。

植民地時代までとの大きな違いは国として独立しており、定期的に大統領選挙があること、帝国との関係の代わりに超大国との外交を考えなければならないこと、そしてブローカーが登場することです。

冷戦時代以降は施設の選択肢は増えているものの、序盤の進め方は大きく変わらず、概ね今回紹介する方法で有利に進められると考えています。冷戦時代以降の進め方で考慮したいことは別の機会に説明できればと思います。

なお、今回の記事を書くため、世界大戦時代からのサンドボックスを何度かプレイしてみました。世界大戦時代のプレイにはいくつかコツがあり、スムーズに進まないことが何度もありました。苦労はしましたが、新しい攻略法を編み出すこともできましたので、よろしければ参考にしてください。

参考までにサンドボックスで検証した条件を挙げておきます(勝利条件は省略)。

開始時代:世界大戦時代、初期人口:75、初期資金:$50000
海外からの支援:公正、カリブの幸福度:平均、政治難易度:ノーマル
対立候補の難易度:ノーマル 、災害頻度:時々
サイズ:中、大陸:最高、高原:まれ
島:多少、本島:中、気候:ノーマル
気候バリエーション:中、資源:貧困、火山:無効

2. 世界大戦時代から開始する場合の序盤攻略
(1) 開始初期
主にサンドボックスをプレイする場合の序盤の流れを説明します。ミッションの場合、すでに建設済みの施設がいくつかあると思われますので、収益や幸福度を考慮し、不足している施設のみ建設します。

① 施設の建設
最初に建設する施設の流れを示しておきます。

原料施設①→産業施設①→「食べ物と資源」施設→サービス系施設①

原料施設①と産業施設①は植民地時代とほぼ同じで、高収益を得るための工場と、その原料を生産する施設から建設します。おすすめは植民地時代と同様に製材所、ラム酒蒸留所です。これらの施設は世界大戦時代の産業施設と比べても収益面で遜色なく、設計図の費用も掛からないため便利です。伐採所2軒、製材所1軒、砂糖農園2軒、ラム酒蒸留所1軒を建設します。

続いて「食べ物と資源」施設を建設します。この流れも植民地時代の流れと同様ですが、のちに産業施設を増やすことを見越して施設の種類を考慮し、15軒前後を目標に増やすとよいです。

その後のサービス系施設①ですが、この時点では1回目の選挙に備え、最低限必要で低コストの施設を優先して建設しておきます。結局のところ、植民地時代に建設できる施設として、酒場1軒、礼拝堂1軒、食料雑貨店1軒、新聞社1軒と、世界大戦時代の施設として診療所1軒を建設する程度で十分です。

後は施設の流れに示していませんが、下記の施設を他の施設と並行にして建設します。

・宿泊小屋 4~6軒
・トラック運転手事務所2軒(「食べ物と資源」施設と生産施設の合計8軒で1軒、15軒で2軒が目安)
・建設業者1軒(建設待ちの施設が割と増えるため、人口100人程度が目安)

② クエス
エストは基本的に一通り受注します。有利になりそうな場合、クリアを目指しますが、この時点では基本的に保留で結構です。

③ 貿易
超大国のみと貿易を行い、工場の加工品の輸出>輸入>国内で消費の少ない「食糧と資源」施設の生産品の輸出の優先度で、最も数量が少ない契約を選びます。工場の加工品の輸出はノルマが少ないため楽です。輸入は標準価格を超えていれば損をしますが、数量はやはり少ないので超大国の評価稼ぎと割り切って貿易します。「食料と資源」施設の生産品の輸出は数量のノルマが厳しいため極力避けます。

ライセンスはこの時点では2つ目を購入しておけば十分です。

憲法
投票権は「全市民投票」、軍隊は「民兵」を選んでおくと無難です。

⑤ その他
この段階では支持率が上がらず、デモが起こることがよくあります。デモ参加者一人につき$500で買収できるので、買収してしまうのが手っ取り早いです。

(2) 開始中期
(1)の続きです。ミッションの場合、多くは(2)から始められる程度の経済力がありますので、(1)の不足部分を考慮しつつ、以下の攻略を優先しつつ各クエストを少しずつ進めていきます。

① 施設の建設
サンドボックスでは(1)の段階が終わり、世界大戦時代用に本格的な内政が進められます。ここでの流れは次のようになります。

→海賊の入り江、大使館、官庁→住宅→産業施設②→図書館×2→サービス施設②→その他の施設(高校、特殊部隊駐屯地など)

海賊の入り江は救助を行うために早めに建設します。救助のうち、主には「教育を受けた人材」を選択し、労働者の数が大きく不足している場合は「できるだけ大勢」を選びます。

大使館は財政援助を目的として建てます。詳しくは外交のところに書きます。財政援助を1度受け取ったら、2軒目を建設します。

官庁はスイス銀行資産稼ぎ用です。国防省、経済省、外務省の3つのポジションにブローカー推薦の大臣を任命します。スイス銀行資金稼ぎにはブローカーとの各種取引のうち、知識購入大卒労働者購入という重要な目的があります。ブローカーの候補者が一部出揃わない時期がありますが、しばらく開発を進めれば現れますので、気長に待ち、時々官庁をチェックしましょう。また、他の省は慌てて大臣を任命する必要はありません。

続いて住宅を増やします。「町づくり計画」を布告し、宿泊小屋、マンション、一般住宅を増やします。このうちマンションと一般住宅はサービスの質と家賃を増やす優秀な施設ですが、富裕以上の裕福度の国民しか入居できません。富裕層の人口を調べ、20名ごとにそれぞれ1軒ずつ増やしておくとよいです。「町づくり計画」は5年間有効ですので、他の施設と並行して少しずつ建設していきます。

その後はスイス銀行資産がS$4000貯まった時点で知識2200を購入します。得られた知識で債務借入を研究し、早速布告します。工業国家計画を布告、産業施設を建設します。産業施設の候補は次の通りです。括弧内は1軒の施設をほぼフル稼働させる場合の目安となる原料施設の種類と数です。建設する工場の数は3~4軒、布告前の費用で$25000~$30000程度を目標にします。

・葉巻工場(タバコ農園2軒):収益において優秀。しかし、世界大戦時代ではタバコ農園が2軒は必要で、土地に余裕がないと建てづらい。
・造船所(製材所1軒):アップデート後、収益性が低下し、平凡な工場の一つになってしまった。しかし、製材所1軒あれば余裕を持ってフル稼働でき、超大国の輸出用としても便利。
・製鋼所(鉄鉱山1軒、石炭鉱山1軒):武器工場や自動車工場の原料供給施設として使える。単独での収益性は並以下。
・チーズ工場:収益性はそこそこで、食糧の多様性を増やすのに貢献する。
・武器工場(製鋼所1軒、ニッケル鉱山2軒):高収益で超大国輸出用としても便利。ニッケルの消費量が多く、ニッケル鉱山を2軒確保したい。

「工業国家計画」はゲーム開始時から布告できるため、開始早々布告して工場を増やした方がよいと考える方もいるかもしれません。実際、その方法でも何回か試したのですが、工場の設計図やトラック運転手事務所などにお金がかかりますし、また高卒労働者不足に陥ります。高卒労働者はお金で雇えますが、ますます資金が必要なので$50000では厳しいようです。$100000程度でミッション又はサンドボックスを開始する場合、初めから布告するのもありだと思います。

その後は知識を得るため、図書館を2軒建設します。スイス銀行資産で知識を購入するため、建設の時期は後回しにしています。

その後は世界大戦時代に建設可能なサービス施設を中心に、幸福度を上げるための施設を建てます。建設する建物の種類と数は下記を参考にしてください。

・医療:診療所100人につき1軒。
・食糧:食糧雑貨店を150人につき1軒。
・娯楽:人口150人で2軒目の酒場、人口200人でサーカス1軒、250人でレストラン、300人でキャバレー又は劇場1軒を追加。
・治安:当面警察署1軒でOK。
・自由:当面(1)の新聞社1軒でOK。

最後はその他の施設です。内政面で大事なのは高校、大学、特殊部隊駐屯地です。他には移民局や税関、銀行辺りも有用ですが、序盤の内政がしっかりしていれば、中盤以降に立てれば十分と考えています。

高校や大学はかなり後回しとしました。理由はトロピコ6では高校、大学の卒業までの時間が長く、序盤から大きく都市を発展させるには時間がかかりすぎるためです。

特殊部隊駐屯地も「近隣国を脅す」という重要な襲撃目標があるのですが、建設費用がそこそこ高く、救助が使える海賊の入り江の方がずっと重要であるため、後回しにしています。「近隣国を脅す」を選ばない代わりとして、幸福度についてはサービス施設2により十分稼げると考えています。

② クエス
基本的に(1) 初期の準備と同様、一通り引き受けます。但し、ブローカーのクエストについては序盤のスイス銀行口座の資金稼ぎに役立つため、クリア可能なものは引き受け、クリアが困難なものはすぐに拒否し、次のクエストが来るのを待ちます。超大国のクエストはスイス銀行口座の資金を報酬にもらえる場合があるため優先してクリアを目指します。

ミッションのメインクエストは内政が安定してきたら本格的に進めます。オプションクエストは達成しなくてもクリアできるので報酬が魅力的な場合のみ挑戦すればよいでしょう。

③ 貿易
概ね(1) 初期の準備と同様ですが、大使館を建設し、いずれかの超大国を招いて以降は財政援助を意識した貿易を行います。具体的には先に呼んだ大使の超大国と優先的に貿易を行います。その後、財政援助をもらったらもう一方の超大国と優先的に貿易を行います。両方の超大国から財政援助をもらったら、しばらくはクールダウンの時間があるため、双方同等に貿易をします。その後は財政援助が可能な時期に合わせ優先度を変え、うまく貿易の調整を行います。

なお、貿易は途中でのキャンセルも可能ですが、契約していた超大国の支持が下がるペナルティが発生しますので基本的にはキャンセルしないようにしましょう。

ライセンスは資金の余裕があれば4つ目くらいまで買っておきます。

憲法
基本的に(1) 初期の準備と同様です。研究で世界大戦時代の政策を増やした場合、宗教と国家は特段目的がなければ「信教の自由」で構いません。また、労働政策は「早期退職」を選んでおくと労働人口はやや減りますが、仕事の質を改善できます。

⑤ 外交
大使館を建設し、大使を招いた後は、国益、特に資金のために外交を行います。具体的には以下の外交を行います。

・称賛:対象の超大国の支持+10、費用$5000
・財政援助:超大国の支持-20と引き換えに収入$20000

基本的にはこれらを定期的に1回ずつ行います。すると超大国の支持-10、資金+$15000となり、資金が稼げます。これだけだと超大国の支持は下がりますが、③の貿易を行うことで評価は上げることができます。

⑥ 選挙
必ず演説をするようにし、基本的に「問題を認める」、「派閥を称賛する」の2つのみ下記のような選択をし、他は「なし」を選びます。これで序盤は十分に選挙に勝てます。

・問題を認める:最も低い幸福度
・派閥を称賛する:最も支持率の低い派閥
超大国を非難する:なし
・改善の公約:なし

⑦ ブローカー
次のような順番でスイス銀行口座の資金を使います。知識や大卒労働者を交換する意図は①に書いた通りです。

知識の交換(S$4000→知識2200)→大卒労働者の交換(S$6000→大卒12人)→その他のオファー

その他のオファーでは「説得力のある話」、「妨害を行う」を中心に購入し、どちらも常時2つ程度を目標に保持しておきます。選挙の直前では「説得力のある話」を、最後通告発生時には「妨害工作を行う」を使いましょう。その他は必要なオファーがあれば購入しますが、超大国の支持は貿易だけで大きく稼げるので選択しないことをおすすめします。

スイス銀行資金が余っていればオファーや要求のスロットを価格の安い順に解除しておきます。

⑧ 研究
①で書いたように、最初は「債務借入」を研究します。続いて「意見聴取」を研究しておくと、各派閥の支持率対策として便利です。他は確実に行っておくべき研究はあまりないのですが、「労働政策」、「識字教育」を研究しておくと、後々の内政のために有利です。

3. 序盤攻略後の街並みについて
今までどのような施設を建設するかの話はしてきましたが、どのように道路を接続するかといった話はしてきませんでした。参考までに上記の攻略法でプレイ後の街並みを画像にアップしておきます。



前作では交通渋滞が多かったため、十字路の道路は避けるべきでしたが、今作ではあまり渋滞が起きないので、道路の引き方はそこまで気にしなくてよいようです。

以上です。攻略に分からないところがあればコメントで質問してください。

攻略の中には、不確かな情報があるかもしれません。注意して読んでください。

履歴
2023/12/31 見出しなど軽微修正。